Twitter / Tumblrの敷居の低さとメタデータについての話

SBMFlickrが楽しさをエサにして人間にメタデータをつける機械になることをせまっていたのに対して、TwitterとかTumblrとかは楽しさだけ提供してカオスなまんまだな。

Twitter / tily

twitterは「ある時刻」に「ある文章」を投稿したというメタデータがガンガン蓄積されてる。
tumblrは、画像貼り掲示板とかSBS的なメタデータもあるけど。「あるWebページの一部分をquoteしたか」とか「IRCメッセンジャーchatのおもしろ発言」というpermalinkが無いデータを切り出してメタデータを付けてる。

TumblrにQuoteされた際の誰かの反応

メタデータっていう言葉がよくなかった。
上に書かれているように、確かにメタデータは蓄積されてる。

敷居の低さについて

おれが言いたかったのは、っていうか興味を持っているのは、Tumblr / Twitterの「敷居の低さ」ってことだと思う。

上の引用では「メタデータが蓄積されている」という言葉が使われているけど、おれにとってはその「されている」っていう受身形が重要で、SBMと比較するなら、エンドユーザが主体的に「タグをつけて整理する」みたいな面倒くさいことをしなくていいのがブログやSBMの代替としてのミニブログ(Twitter, Tumblr)の特徴だと思ってる。

SBMtaggingするときには、分類をあれこれ考えたり、あのタグを使ってあの人たちと情報を共有しよう、とかいろいろ考える余地があるけど、Tumblr / Twitterでは、いいなと思ったらReBlog、気に入ったらFav Star、脊椎反射か心理テストみたいな感覚で気軽にどんどんコンテンツを増やしていけるし、人とつながっていくことができる。

あと、さんざん言われてることだけど、Weblogと比較するなら、WeBlogでは推敲して長文を書いたり、自分で撮った写真をトリミングしてカラムの幅に合わせたりしてたのが、Twitter / Tumblrでは、どっかのサイトから画像やことばを切り抜いてポストしたり、今ふと思ったことを投稿したり、やっぱり敷居が低くなってる。

メタデータと視覚化

ミニブログはすごく敷居が低くて、その分、今までユーザーがローカルのハードディスクや自分の意識の中に閉じ込めていたデータが外に出てきている。

そういうメタデータがどんどん蓄積されていってるわけだけど、まだ生の「データ(data)」であって、整理された「情報(information)」ではないよね。

一番最近でそのメタデータを情報として見せてる例が、ono_matopeさんのfavotterで、ある人の発言を誰がfavしたかっていう、APIユーザインタフェースではわからないデータを取得して、情報として視覚化されてる。

(脱線するとAPIを使ったマッシュアップサイトにも2種類あるってことか。単に「検索をAjaxにしてユーザビリティを向上させました」とか「ある特定の分野に絞ってみました」、っていうような単純なマッシュアップとは別に、http://favotter.matope.com/のようにAPIやUIでは提供されてない情報をデータから視覚化するマッシュアップ。)

メタデータを取り出して面白い情報として視覚化するのは、技術と暇さえあればできちゃうし、それなりに面白いんだけど、すでに既存のTwitter / Tumblrのシステムに満足しすぎている人からはそれなりの反発があるかもしれない。


なんかすごく当たり前のこと言ってる気がするけど。
Twitter / Tumblr以前はウェブにあんまり参加してこなかった者として、復習してる感じ。

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